2019.04.01

現役大学生が伝える土木学科で学ぶこと

法政大学の小深山徹さんと篠崎将也さんが開催した「現役大学生が伝える土木学科で学ぶこと」

「高校生の時に、社会や大人との接点を作りたかった」、「土木やまちづくりの学科では具体的にどのようなことを勉強し、大学生の生活がどのようなものなのか、大学受験をする前に知りたかった」という、主催者である小深山さんの思いから、高校生に対するこのイベントが企画されました。

土木やまちづくりという分野は範囲が広く、同じ学科の中でもやっていることは全く違います。ふたりが所属する法政大学デザイン工学部都市環境デザイン工学科では、大きく3つの分野に分けられています。

その中で小深山さんは都市プランニング系、篠崎さんは環境システム系に所属しており、ふたりから大学4年間のライフスタイルと授業の様子、卒業論文の発表をしてもらいました。

イベントの後半は、高校生、大学生、市役所職員、フリーランスで働く方々といった様々な立場から、発表の感想や受験の相談、必要とされている人材についてなど、語り合っていました。

高校生からは理系文系や入試科目といった受験についての相談が多くありましたが、大人からは、「大学はあくまで通過点だよ」という、高校生だけでは気づけないようなトークもありました。大人の方達も社会人になってからこのような進路の話で高校生と接する機会は少ないのか、生き生きと話していました。

また、イベントが終わった後も、お店の外で高校生が名刺をいただいていたり、連絡先を交換したりと、社会人の方々と繋がっている様子が見られ、「高校生の時にこんな機会があったら良かったなぁ…」と羨ましくなりました。

冒頭で書いたように、土木やまちづくりという分野は範囲が広い分野です。このように高校生と大人が繋がるきっかけを作ることも広い意味でのまちづくりなのではないかと小深山さんは話していました。

今後、篠崎さんは土木学会などの団体に所属しながら同研究室の大学院へ進学し卒業研究の内容をさらに深め、小深山さんは牛久や五井で活動し、市原市のまちづくりに携わっていくそうです。

現在市役所の方と小深山さんとで、自分の住んでいる地域について考えるイベントを企画しています。次回もCo-satenで開催する予定なので、内容が決まり次第お知らせします。

また、まちづくりに関してこういったイベントを開催してほしいなど、ご意見興味や関心がある方はぜひCo-satenまでご連絡ください。

 

小深山さん
Tel: 080-4423-5052
mail: komiyama@co-saten.com