2022.03.02

Co-Saten第二章「地域✕教育」のはじまり!

Make Local Hubを掲げ、

人と人の交差点、職と職の交差点、物と物の交差点。
これまで出会わなかったひとやことが出会うことで新しい価値となる

ことを目指してきたCo-Saten。2019年からこれまで、そのためのコワーキングスペース運営や、イベント開催に取り組んできました。

その歩みが止まってしまったのが、2019年のコロナ禍でのこと。ステイホームや、ソーシャルディスタンスを求められる状況が続き、人との交流が活動の中心にあったCo-Satenも、一度立ちどまらざるを得ませんでした。

ただ、そんな中でも、そういった外出自粛や時短営業で影響を受けた市原の飲食店を応援するプロジェクトなどを立ち上げながら、私たちはこれからなにをしていきたいのか、Co-Satenはどんな場であれるのかを考え続けていました。

そこでいろいろな縁もあり、たどりついたのが「地域✕キャリア教育」。多様な人と交差してきたCo-Satenだからこそできる教育があるのではないか。そんな想いを胸に、これからCo-Satenが目指す未来や、取り組みについて、みなさんとお話するイベントを開催しました。

「こどもも、若者も、大人も、交ざり合って、学び合う。」
Co-Satenがあらたに目指すのは、そんな場です。

これまでCo-Satenで関わってきた人たちは、地域で自分らしく楽しんで生きている“カッコいい”大人がたくさんいます。そんな“カッコいい”大人たちを見ていたら、未来が楽しいと思えるし、地域も面白くなっていくのではないか。

だから、そんなカッコいい大人たちと一緒に、「だれもが自分らしく、楽しく生きていくための学び」の機会をつくっていきたいと考えています。

これまでのCo-Satenと全く違う方向に舵を切るというよりは、これまでと注目する視点が変わるイメージです。今までは、市原に点在するまちづくりのプレイヤーを見つけ、もっと市原を盛り上げていくために、どんなプレイヤーが掛け合わさったら、より彩り豊かになるだろう?ということを考えてきました。

一方これからは、プレイヤーの種が増え、芽吹いていく環境をどうつくっていけるのか?どんな環境が必要なのか?といったことに力を入れていきたいと考えています。そのための手段として、キャリア教育があります。

たとえば、小学生〜高校生向けのプログラミングクラブ「コーダー道場」や、大学生などが地域に入り込んで、実際に手を動かしながら学ぶインターンシップ「第二の大学」、こどもたちの居場所となるこども食堂との連携などを構想しています。

そしてそれが巡りめぐって、市原における若者の人口流出や、家と学校以外の第3の居場所をこどもたちが失いつつあるといった課題の解決にも、つなげていけるかもしれない。そんな希望をもっています。

イベント当日は、そんなこれからのCo-Satenの展望をリアルとオンラインの合計30名近い参加者双方にお話させていただきました。そして、ただ話を聞いてもらうだけでなく、アウトプットと交流の機会として、ワークセッションも企画。これが予想以上に盛り上がり、イベントの終了時間が延びてしまうほど!

ひとつめのワークは、「わたしは、まちの〇〇の先生です」。参加者の方、それぞれの得意なことやできることを考えてもらい、どんな先生になれるかを発表してもらいました。お茶の先生、アートの先生、いきものの先生といったものから、ウィスキー、メダカ、パンクロックといったちょっとマニアックな偏愛も飛び出し、学びへのワクワクが高まりました。

ふたつめは、「自分が今小学生だったら、どんな小学校に通いたいですか?」という問いをチームで考えてもらうワーク。趣味を深められる学校、いじめには厳しい学校、テントが教室の学校、お金のことを学べる学校など、たくさんのアイデアが飛び出しました。

Co-Satenとしても、久しぶりのイベントとなり、初対面同士の参加者の方もたくさんいらっしゃった今回のイベント。始めこそ緊張感が漂っていましたが、「教育」「まちづくり」といった関心の共通点があるからか、ワーク中も参加者同士活発に話が飛び交い、イベント終了後も、あちこちで緩やかなつながりが生まれ、たくさんの笑顔が見えました。

Co-Satenの再スタートとしても、良い区切りとなっただけでなく、機会がぐんと減ってしまっている対面で人と出会うパワーを再認識した一日。

次回のイベントは、教育をテーマとした対談を企画中です。調整ができ次第、Co-SatenのFacebookなどでお知らせしますので、興味のある方はぜひフォローして、お待ち下さい!