最近良く耳にするようになった「クラウドファウンディング」。
言葉自体は知っている人が増えたかもしれませんが、活用したことがある人はまだまだ少ないのではないでしょうか。
そこで、今年の春に石神の菜の花の景色を守るためクラウドファウンディングを立ち上げ、見事目標額に達成した耕すデザイナー高橋洋介さんに、クラウドファウンディングの仕組み、想いの届け方や大切にすべきことについてお話していただきました。
高橋洋介さんについてはこちらから。
https://co-saten.com/member/y-takahashi/
クラウドファウンディングは新しい資金調達の方法です。
従来の銀行や企業など1つの団体からの大型投資と比べ、様々な人に少しずつ支援してもらう仕組みです。「あの人が頑張っているのであれば応援しよう」
「うちの地域も同じようなことで困っているから頑張って欲しい。」
そのような小さな共感が支援を生み、プロジェクトの後押しをするのがクラウドファウンディングです。
まず大切なのが「ターゲットを誰にするか」
誰に想いを届け、支援して欲しいのか「1人」に絞って具体的に思い描くことで、結果的にその人に類似した人々からも共感を得ることが出来るそうです。
高橋さんのプロジェクトは、10年かけて菜の花畑を復活させた地元の方々の努力や想いに応え、黄色い花が一面に咲く美しい景色を守り継ぐためのもの。そこで、高橋さんは菜の花畑に足を運んでくれた人をターゲットにし、菜の花畑で1日中チラシを持って地道にどうやって花畑が保たれているのか背景やストーリーを伝えていたそうです。実際、花畑に立っていた日はサイトの支援者数が増えました。SNS等での情報を拡散させることはもとより、大事なのは直接会って想いを相手に伝えることだと気付きました。
次に、ターゲットを設定した後は企画ページの作成に取り掛かります。ここで重要なのが、支援者の心に響く一言と人目を惹く一枚の写真を決めることです。この作業を丁寧に行うことで、この企画で本当に伝えたいことは何なのか、どうしたら伝わるのか頭の中が整理されると言います。
高橋さんの菜の花畑の企画ページでは、一面に菜の花が咲き渡る写真と「この景色を守りたい」の一言が印象的で、この写真と一言に高橋さんの想いが詰まっていることが一瞬で伝わり、心が打たれました。
ここクラウドファウンディングをやって最も良かったのは、仲間が増えたことだと高橋さんは語ります。最初は一人で立ち上げたプロジェクトですが、気がつくと支援者が仲間になって自分の想いを他の人に届けてくれるようになりました。
また「花見る人」が「種まく人」へ、「種まく人」が「耕す人」へ、どんどん支援者との関係性が深まっていったそうです。生まれた新たな繋がりから、さらにまた新たな新規事業もいくつか始まりました。高橋さんのコミュニティを広げてくれるきっかけとなったのがクラウドファウンディングだったそうです。
新しく事業を始めるのはもちろん、事業をレベルアップしたり、仲間を増やしたりする選択肢としてクラウドファウンディングが活用され、市原市で様々な取り組みが起こり始めたら面白いと高橋さんはおっしゃっていました。
イベントの参加者の中にはもうすでにクラウドファウンディングを立ち上げている方や、これから立ち上げる方もいらっしゃったので、皆さんのプロジェクトの芽がどう育っていくのかとても楽しみです。
そんな高橋さんが、菜の花のプロジェクトを通して出会った仲間と、市原市の上総牛久駅前でカフェを始めるために、新たにクラウドファウンディングを立ち上げました。
コーヒー片手に、お客さんに駅前の牛久商店街を歩いてもらい、まちに賑わいを取り戻したいという想いが背景にあります。そのため、商店街の方々と一緒に、コーヒーに合うお菓子を新たにつくり、現在も「#牛久にカフェを作りたいんだ」という屋号で週末に上総牛久駅前でコーヒーの試飲を行なっています。ぜひ、ご支援よろしくお願いします。
クラファン URL:
https://00m.in/aC7tY
インスタURL:
https://www.instagram.com/ushiku897/
Co-satenでは“こんなことをみんなとシェアしたい”、“みんなで集まって考えたい”など、ちょっとしたことでもイベントの開催が可能です。(初めての方で、どう準備したらいいかわからない方でもスタッフが一緒にコンセプトを考えます)
興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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