芸術の秋!
先日Co-satenでは陶芸教室「カンタン抹茶生活〜マイ茶碗を作っちゃお〜」が開催されました。
今回開催してくださったのは高校の美術の先生でもある石橋先生。
前回のお茶を点てる会「カンタン抹茶生活vol.1」の第二弾として、お手製の茶碗で毎日お茶を飲むのが楽しくなるようにという先生の思いから、今回の企画が生まれました。
Vol.1の雰囲気はこちらからご覧ください。
https://co-saten.com/news/tea/
まずは茶碗の歴史や種類について学びました。
中国から伝わったもの、朝鮮から伝わったもの、日本が発祥のものなど、それぞれ色や形に異なる特徴があることを知りました。
今回作るのは日本国内で作られた”楽茶碗”。
通常の茶碗は1200~1300℃で焼くそうですが、この楽茶碗は800~1000℃と低温で焼くのが特徴です。多少のもろさもありますが、温かみのある茶碗に仕上がり、千利休がわび茶を嗜むために好んで使われたと言われています。
この会では、事前にある程度形にしたお茶碗を削っていく作業がメインで、石橋先生より道具の使い方や削り方の詳細な説明を受けて皆さん一斉にマイ茶碗を削り始めました。
初めてお茶碗を作る人も多く、力を入れすぎると貫通してしまうので、皆さん慎重にお茶碗の底、外側そして内側をヘラで削っていきます。
始めは緊張した面持ちで削り始めた参加者の方々も、段々慣れた手つきとなり、普段の生活であまり感じる機会のない土の手触りを楽しんでいる様子が伝わってきました。
作業を進めるうちに削る感覚をつかんできて、リンゴの皮むきのように綺麗に削ることができるようになる人も。
削った跡はあえてそのまま残しておく方が個性が出て面白いとのことで、皆さん思い思いの模様を感性豊かに表現していきます。
今回はご家族でのご参加もありました。
道具を使う手つきがぎこちない女の子は周りの大人から心配されながらも、最後まで自分でやり遂げ可愛らしい茶碗が完成します。
自分で作ったお茶碗で、家族みんなでお茶をする場面を想像すると、ほっこり温かい気持ちになりました。
最後に自分の作品だとわかる印を茶碗の底に入れて全ての工程が終了。
普段何かに集中してものを作ることは多くないので、すごく集中してリラックスできたという参加者の方の声もありました。出来上がったマイ茶碗を嬉しそうに眺める参加者の方々の表情が印象的です。
無心になって物づくりをすると、感性が研ぎ澄まされ、時間を忘れて作業に没頭し、完成した際の何ともいえない達成感を味わうことができますよね。
日々の生活の中にもそんな時間が少しでもあると、とても充実した暮らしを送れるんだと思いました。
次回カンタン抹茶生活vol.3を11月17日(日)に予定していますのでご興味のある方はぜひ参加ください。
Co-satenでは“こんなことをみんなとシェアしたい”、“みんなで集まって考えたい”など、ちょっとしたことでもイベントの開催が可能です。(初めての方で、どう準備したらいいかわからない方でもスタッフが一緒にコンセプトを考えます)
ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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